日本六古窯に数えられる陶磁器の産地である滋賀県の信楽で、透ける陶器(信楽透器)が開発されました。陶器は元来、光を通さない性質でありましたが、この土は少々の肉厚でも光を通す特性を持っております。これは、「光を透過する陶器」なのです。特許技術であるこの新しい土を用いて、信楽の艸方窯が世界で初めて開発したものが、この透ける陶器を使った「光る洗面器」であります。
信楽透器の特徴は大きく以下の3つです。
厚みのある陶器でも充分に光を通します。
薄いから光が透けると思われがちですが、光る洗面器も7~8mm程度の肉厚がございます。
従来の陶器と同様、ロクロ・手びねり・鋳込みによる成形が可能です。また焼成時に熱変形しにくい他、釉がけも可能です。
焼成時の熱膨張率や収縮率が一般陶土に近く、不透明な陶土との練り込みが可能です。→ストライプやマーブルといった新しい表現が可能です。この新しい土を使った洗面器などの新商品開発を艸方窯では行っております。
その他
歴史と風土が育んだ信楽ならではの伝統と、最新のデザインと、新素材(信楽透器)による新時代の窯元を目指して製品を開発しております。