souhougama envelope
We make a new envelope of Souhougama.
艸の読み方
今日も、昨日し忘れた設営に長浜ドームへ向かいました。
通電するのが今日の14時からだったので確認も兼ねてです。
しかし、14時になって電気がついたら、会場が明るくて洗面器の光がイマイチなことが発覚しました。
それも想定して天井も貼っていたのですが、それでも前に空いた空間を塞いでいなかったためです。
想定外のことに南先生にお願いして、黒い紙で急遽天井を作ってもらいました。
脚立も購入し2人で一生懸命設営。
結果は、いい感じになりました。
これで、誰に見せても恥ずかしくありません。
しかし、展示会は何が起きるかわかりませんね。
今日は、展示を終えた出展者が早くもウロウロしてみなさん艸方窯に興味津々。
なんと言いましても「世界初。光る洗面器誕生」と大きく書いていますから。
それにしても、みなさん「艸方窯」の文字がなんて読むのかわからない様子。
これは、「そうほうがま」です。
みなさまお見知りおき下さい。
奥田芳久の「芳」の文字を分解したものです。
艸は草冠(くさかんむり)の意味です。
最近は、若者が艸の文字を多用しているとの情報を南先生からお聞きしました。
な、なんと!
これは、口を手で隠している様子なのだとか。
60才超えたおじさんにはついていけない若者の驚異的な想像力です。(笑)
でも、艸方窯の文字を使って頂いて嬉しいです。
私の気分もこんな感じです。
![](http://pds.exblog.jp/pds/1/201210/23/66/a0176166_21334919.png)
さぁ、明日から3日間の会期頑張ります!
みなさん長浜ドーム「びわ湖環境ビジネスメッセ」へお越し下さい。
艸方窯(そうほうがま)について
日本六古窯に数えられる陶磁器の産地である滋賀県の信楽で、透ける陶器が開発されました。
陶器は元来、光を通さない性質でありましたが、この土は少々の肉厚でも光を通す特性を持っております。
特許技術であるこの新しい土(信楽透器)を用いて、信楽の艸方窯(そうほうがま)が世界で初めて開発したものが、この光る洗面器であります。
これは、省電力、長寿命である次世代の光源であるLEDを組み合わせることで可能となった、今までにない商品であります。
使用するLEDは、様々な検証を重ねた結果、高輝度で、防水性に優れ、発熱がほとんどなく、通常のLEDの2倍近い70,000時間の寿命を達成するものを基盤から独自開発しました。
そして、元来、信楽は大きな焼き物を得意とする産地であり、大物陶器製品では他産地の追随を許しません。
その中でも艸方窯は、TOTO CERAトレーディングにおいて23年間のロングセラー商品の洗面器を作り続けて来た高い技術と信頼を持っています。
高い審美性、芸術性を兼ね備えたデザインはプロダクトデザイナーとのコラボレーションにより生まれたもので、
複雑で、美しい陰影のある造形は制作難易度が非常に高いものであります。
ここに、日本の先端科学技術と、伝統工芸技術、そして高いデザイン性の融合によって、衛生陶器の新たなステージを切り開いたのです。
日本人は、暮らしの中で様々な美について着目し、文化を洗練させてきました。
ここにまた、洗面器に新たな美を見いだしたことによって、洗面所という比較的脇役だった空間に新しい価値の変革をもたらし、新しいライフスタイルの可能性を切り開いたのです。
どうぞ、世界初の「光る洗面器」を宜しくお願いいたします。
艸方窯
奥田芳久